介護施設の職員として長く働くためには、良い職場を選ぶ事が何よりも大切です。介護施設への転職を考え、気に入った求人をみつけたら、応募をする前に実際に職場を訪れてみるといいでしょう。実際に職場を訪れてみると、働いている職員や利用者の雰囲気からそこが自分に合った職場かどうかを判断する事ができます。
職場に訪れたらまずは職員に注目してみましょう。挨拶は丁寧で感じが良いか、来訪客や利用者に対する態度が横柄でないかなどよく見てみましょう。感覚的に何となく嫌だなと感じる時は、その職場が人間関係や待遇面で問題を抱えている証拠です。あまりに待遇が低すぎると自尊心が下がりやる気も失います。また人間関係の悪さは隠しきれるものではなく、初めて訪れた人に嫌な感じを与えるでしょう。このような職場で働いていると、いつかは同じように問題を抱えながら働く事になる可能性が高いでしょう。
介護の手が足りていない施設や、職員の質が低い施設では、施設の利用者の満足度も低くなります。利用者は常にストレスを感じてイライラしているので、利用者同士がもめる事も増えて雰囲気は悪くなります。施設を訪れたら利用者を観察してみましょう。楽しそうにしている利用者がいなかったら問題がある職場だと考えていいでしょう。利用者のイライラは介護職員に向けられて暴力を振るうなどの問題行動につながりやすいものです。そのような職場で長く働き続ける事は困難なので避けた方がいいでしょう。
逆に利用者のほとんどが楽しそうで明るく満足そうな職場の場合は、介護職員も楽しく仕事をしている可能性が高くなります。待遇も悪くなく、過酷な労働を課せられる可能性が低いでしょう。
施設がどのような雰囲気を持っているかどうかは運営者の方針によって決まる事があります。利益を追求する施設の場合は待遇は良くても、ピリピリした雰囲気の職場になるでしょう。また利用者同士の交流を活発にする事を方針にしている介護施設では、イベントなどが多くなり、その準備で忙しくなるかもしれません。そのかわり利用者の満足度が上がり、施設の雰囲気は良くなるかもしれません。忙しくてもやりがいを感じるので働いていて幸せを感じられるかもしれません。
個人主義の方針をとり、必要最低限の事以外をしない施設では、仕事はシンプルで働きやすいけれど、あまりおもしろくないという事もあります。シンプルなほうが良いという人ももちろんいるでしょう。このように施設の運営者や責任者の方針を知ると、なぜこの施設はこういう雰囲気なのかを知る事ができます。自分が感じる直観と、施設の方針を組み合わせて、自分が働くべき職場かどうかの判断の材料にしてみるといいでしょう。
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